特別活動 希望の会

文科省 教科調査官と実践・研究者のネットワーク

     

第5回「希望の会 in 福岡」ミーティングレポート

<ミーティングの概要は 案内ページ をご覧ください>

9月1日、第5回「希望の会」ミーティングを開催しました。世話人をさせていただきました脇田でございます。今回のミーティングの報告をお礼とともにさせていただきます。

9月1日(土)は、福岡市博多区吉塚にある「福岡県教育庁福岡教育事務所研修室」で、福岡県内外、120余名の参加者を得てミーティングを開催することができました。本研究会へ参加してくださった皆さん本当に有難うございました。

研修室は一部冷房が効かず、福岡教育事務所の指導主事さんたちが運んでくださった扇風機を回しながらの正に暑くて、熱い研究会となりました。以下に、その日の研究会の様子をプログラムに沿ってお伝えします。

 

開会行事

今村信哉「希望の会」世話人代表のごあいさつと、中川昭則、第5回「希望の会」九州・沖縄地区大会の世話人代表の歓迎のあいさつがありました。

本大会は、これまで「希望の会」が大切にしてこられた研究会のスタイル、

  1. 調査官からの問題提起とそれ受けてのシンポジウム
  2. 参加者全員が課題について意見を述べる分科会
  3. 調査官のまとめの講話

という形式を踏襲してプログラムさせていただきました。

 

問題提起及びシンポジウムについて

杉田調査官から、「5名のシンポジストが順番に考えを述べる型のシンポジウムでは面白くない、シンポジスト同士、参観者同士、シンポジストと参観者間に対話が生まれるシンポジウムにしよう。」という提案があり、それを受けてのシンポジウムになりました。はじめに、調査官から「今の子どもたちは、昔の子どもたちに比べて育っていないのか?」の問いから始まる7つの質問が、シンポジストと参加者に投げかけられ、全員がYesかNoで答えました。この時点で、シンポジストにも参観者にも緊張感と一体感が生まれました。この7つの質問項目一つ一つに、それぞれ考えさせられるものがありました。

次に、シンポジストに「社会に参画する力とは?」、「自治的能力とは?」という問いかけがあり、それをシンポジストがキーワードで解答しました。まず、福岡県の清末孝宜会員は、社会参画=「実践力」、自知的能力=「決めることができる力」、次に、佐賀県の西川記世会員は「企画、運営、実行する力」、「自立(の形成要因の一つ)」、山口県の椙田崇晴会員は、「組織的に活動する力」、「新しい考えを生み出す力」、埼玉県の船田敦史会員からは、「計画、企画する力」、「自治そのもの」、宮城県の八巻寛治会員からは、「向社会性を育む力」、「人間関係形成、維持」というワードで解答がなされました。その後、それらの内容について杉田調査官から、第2、第3のするどい質問が投げかけられるという展開でした。

会場には、いつしかピーンと張り詰めた空気が漂っていました。それにしても、シンポジストの先生方はさすがに、各地で特別活動の実践研究を積んでおられる先生方です。杉田調査官の鋭い質問にも臆することなく、堂々と自分の考えを語っていただきました。あっという間の70分でした。清末さん、西川さん、椙田さん、船田さん、八巻さん本当にお疲れ様でした。先生方のお陰で、実に質の高いシンポジウムになりました。予定が急遽変更してしまいましたが、さわやかにシンポジストをお勤めいただき感謝いたします。

 

分科会について

ファシリテータ-をお願いした、熊本県の平野会員、千葉県の寺嶋会員、福岡県の大久保会員、野口会員、池田会員、そして、参加者数が120余名を越えたことから、当初の5分科会から9分科会へ変更したことによって、急遽この日にファシリテータ-をお願いした、西川会員(佐賀)、清村会員(熊本)、黒澤会員(福岡)、宮崎(福岡)会員、どの方も気持ちよく引き受けてくださり、熱心な協議が各分科会で行われました。本当に有難うございました。先生方の進行のお陰で、参加された方々の充実感は高まりました。

分科会では先の、シンポジウムを受けて特別活動の各内容では、「社会に参画する力」や「自治的能力」をどのように考え、どのように育成すればよいのかについてKJ法を用いながら協議してもらいました。以下、各分科会で出された文言です。

  1. 小学校学級活動分科会(低学年) 進行役: 西川会員 (佐賀)
    • 役割意識、ルールづくり
    • 地域、家庭との連携・友達との関わり、仲間意識、話合いのルール
    • 意図的、計画的指導
    • 保幼小の連携
  2. 小学校学級活動分科会(中学年1) 進行役: 宮崎会員・福岡
  3. 小学校学級活動分科会(中学年2) 進行役: 清村会員・熊本
    • 社会に参画する力 (係り活動の活性化、問題を見つける力、役割意識、アイディア、外への意識)
    • 自治的能力 (実践力、表現力、教師のスタンス、学級の雰囲気、話合いを通しての問題解決能力、ベースとしての規範づくり
  4. 小学校学級活動分科会(高学年1) 進行役: 平野 おさむ (熊本)
    • 社会に参画する力
    • 役割責任
    • 表現力、コミュニケーション力
    • 実践力
    • 課題解決力
    • 人間関係形成力
    • 他者とのかかわり
    • 協調性
  5. 小学校学級活動分科会(高学年2) 進行役: 黒澤会員・福岡
    • 自治的能力
    • 学級活動の基礎の充実
    • 年間指導計画
    • 支持的風土
    • 自己決定、集団決定
    • 課題発見力
    • 役割取得
    • 活動を見通す力
    • 評価、振り返り、価値付け
  6. 中学校学級活動分科会 進行役: 寺嶋 左京 (千葉)
    • 企画、運営するためのPDSC
    • 生活指導との関連、開発的な生徒指導
    • 他内容との関連を図る
  7. 児童会活動分科会 進行役: 大久保 利詔 (福岡)
    • 児童会テーマに向かって活動する実践力
    • 決定力
    • 支持的な風土
    • 主体的な企画運営力
    • 校内モデル
    • 自分に何ができるか考え、行動にうつす
    • 人間関係形成力
    • 情報処理
    • 提案力
  8. クラブ活動分科会 進行役: 野口 博明 (福岡)
    • 社会に参画する力 (よき先輩としてのリーダーシップと尊敬の念を抱くフォロアーシップ、異年齢児童に対する思いやりと尊敬)
    • 自治的能力 (教師に頼らない自分たちの力でできる活動づくり、コーディネートする力
  9. 学校行事分科会 進行役: 池田 洋士 (福岡)
    • 社会に参画する力 (奉仕・ボランティアの力、地域へ働きかける力・かかわる力、提案できる力)
    • 自治的能力 (協力する態度、他者とかかわる力、子どもに任せる部分の中で)

以上、各分科会の模造紙に書かれていた文言を拾い出してみました。発達段階を踏まえた言葉、各内容の性格を踏まえた言葉が書き出されていると思います。これらの言葉からは、明快な答えを導き出すことはできません。しかし、ここには、参加者の皆さんがあの日の分科会の課題を共有し、共に考え、自分の考えを述べ、受け入れるという時間を過ごしたという紛れもない事実があります。参加者が全員、何か一言でも自分の考えを述べる「希望の会」ならではの研究会のよさはここにあるのではないでしょうか。

 

講話について

最後に、杉田調査官から『これからの特別活動の実践的課題』という題で講話を頂きました。講話の前段では、今村世話人代表から、「管理職(校長)としての特別活動の推進について」という内容のメッセージを頂きました。今村校長先生が、学校の特別活動の活性化に向け、保護者に特別活動を理解させる取り組みをなされたことや、父親学校会を開催されたことなどを短い時間でしたが、分かりやすくお話いただきました。併せて、新潟大会のお知らせとこの9月に明示図書から出された「小学校学級づくりの難所攻略12か月」の紹介もありました。

続いて、杉田調査官からのお話、新学習指導要領における特別活動の実践課題として次の3点を示されました。

  1. 学校生活(望ましい集団活動や体験的な活動)を通して、道徳的実践の充実を図る指導の定着
    • 道徳、総合的な学習の時間等との役割の整理
    • 道徳の重点化との関連
  2. 「なすことによって学ぶ」の指導プロセスの開発
    • 単元的な取組(一過性の活動からの脱却)
    • 言葉と体験、習得、活用、探求
  3. 地域、保護者との連携(学校を基軸としたコミユニティーづくり)の一層の充実

そして、子ども達が学校に登校して、下校するまでの一日の生活の絵を示され、「子どもの生活を創る特別活動」、「できないことをできるようにする特別活動」の重要性を話されました。まず、私達は、学級づくり、学校づくりに嬉々として取り組む子ども達を、これからの実践で育成していかなければならないのだと教えていただきました。

ご講話は、それぞれの職能(管理職や教務主任、特別活動主任、学級担任 等)に応じるお話であり、誰もが、2学期から実践しようという気持ちを抱くことができたと思います。私は、教員5年目の「杉田学級」で流通した紙幣のお話を非常に面白く拝聴しました。(お聞きになっておられない方は、お尋ねになられたらいいですよ。)

このように、9月1日の第5回「希望の会」ミーティングは、特別活動について深く、深く考えることのできるミーティングになりました。そして、杉田調査官、今村世話人代表、MLに登場する人々を身近に感じた一日でもありました。

また、福岡県はもとより、遠く宮城県、埼玉県、京都府、岡山県、山口県、長崎県、佐賀県、熊本県、宮崎県、鹿児島県(後で、名簿を調べます。落としていたら済みません。)から参加くださった皆様、本当に有難うございました。十分におもてなしができたかどうか心配です。

さらに、このミーティングに向けてスタッフとして頑張ってくれた、福岡の会員の皆様本当に有難うございました。ただただ、感謝、感謝です。この日の懇親会に、当初、30人の予定が60人も集まってくださったことは、すでに杉田調査官や大庭校長先生のメールでご存知だと思いますが、「夜特活」も大盛況だったことをご紹介して終わりにさせていただきます。

コメント: 14

  1. 椙田 崇晴

    希望の会のみなさ~ん!
    山口の椙田です。

    今日は第5回「希望の会」学習会in福岡に参加してきました。九州は(福岡)熱いなぁ~、というのが、帰りの新幹線の中で思ったことです。この熱さを、山口にも伝えたいなぁという思いが、ますます強くなっていきました。

    今日は、なんと120名もの先生方の参加があったということです。会場は、参加者の熱気で、体感温度が何度か上がっていたんじゃないかと思ったくらいでした。わずか半日の学習会だったのですが、ものすごく充実していて、ものすごく密度の濃い感じがしました。夏休みの最後に、こんな素敵な学習会を開いていただいた福岡の先生方、希望の会の事務局の先生方に感謝します。

    このたびの学習会では、シンポジストという大役で参加させてもらいました。研究会のテーマは「社会に参画する力と自治的能力の育成」というもので、このたびの教育課程の編成のキーワードになっているものだそうです。

    シンポジウムでは、テーマについていろいろと考えては行ったのですが、調査官の思いで、ただシンポジストにしゃべらせるだけじゃリアリティがない、ということで、調査官からの質問に答える形式で行われました。おかげで、考えていったことのほとんどが使えなかったのですが、逆にその場で考えることで自分なりに精選してしゃべることができたように思いました。

    また時間の関係で、すべての発言を「短くまとめて」「一言で言って」と要求されたことが、なかなかつらかったのですが、短くまとめるということで、自分の言いたいことは何なのかということを絞り込んで考えることができました。話ながら、自分ってこういうことを大事だと思っていたのか…と自分自身を知ることができました。そんなわけで、シンポジストとしての役割を果たすことができたのか? それについてはやや疑問が残るのですが、自分なりには満足いったものでした。

    学習会の後の懇親会も盛り上がりましたね。いろんな人たちと話ができて、とっても楽しかったです。たくさんの先生方に、メールマガジンの紹介もできましたし、1月の学習会のコマーシャルもできました。ここでも福岡の先生方の熱さを思い切り感じました。

    私は、明日用事があるので、途中で帰らせてもらいましたが、今頃、二次会(ひょっとしたら三次会?)でますますヒートアップしているのではないでしょうか。この懇親会で、希望の会校長部会というのができたようだ、ということも聞こえてきたのですが、特活やっている人たちって、本当に楽しいことが好きだし、人間が好きなんだなぁと改めて思いました。次回は、新潟で開催されるとのこと。可能であれば参加したいですね。

  2. 今村 信哉

    世話人の今村です。
    まだ福岡の余韻が残っています。

    中川先生、脇田先生をはじめとした福岡のみなさま、本当にありがとうございました。ここまで充実した会を開いてくださったことに深く感謝します。あれほどシンポジストを挑発するシンポジウムは見たことがありませんでしたし、あそこまで自分の若き頃の過激な!?実践を話す調査官も見たことがありませんでした。

    希望の会のよさは、「本当に自分をさらけ出しながら語り合える仲間がいる」ところなんだということを実感させられました。昼の部は無論のこと、懇親会の部も然りです。調査官のお計らいで私も「管理職の特活」について話させていただきましたが、その後、北九州市の大庭校長先生、熊本県の清村校長先生、そして福岡県の坂田校長先生とお話させていただきましたが、皆さんユニークな、そして楽しい実践をしております。こりゃ「希望の会」校長部会を作らねばなどと盛りあがりました。実践発表など企画してみたいですね。

    ともあれ、素晴らしい夏休みの最後であり、1学期の最初の土曜日でありました。熱き思い共有した皆様、そして、そのような研究会を企画、運営していただいた福岡の先生方に重ねて御礼申し上げます。

  3. 寺嶋 佐京

    千葉市の寺嶋です。

    第5回希望の会イン福岡では、中川先生、脇田先生、並びに多くの福岡の先生方に大変お世話になりました。また、お気遣いいただいたことを深く感謝しております。福岡でパワーをもらって帰ることが出来ました。

    一言で言うと、「大変意義深い」会でした。1時からの会に引き続き、懇親会、二次会等・・・あっという間に時が経ち、充実していた時間を過ごせたと思います。

    シンポジストの先生方のお話、かなり刺激になりました。加えて、コーディネーターとして、杉田先生の鋭さを感じた次第です。

    さて、第4回(人間関係形成力)、第5回(社会参画の態度・自治的能力)の希望の会では、これからの特別活動が目指すものを自分なりに考えることが出来ました。このことは、新しい学習指導要領が出た際に、今後どのように現場の教師として、特別活動を展開させていけばよいか、深く考えるきっかけを与えてくれたように思います。今回の「社会参画の態度・自治的能力」については、実社会・実生活で生きるという視点に立った指導、また、「人間力」の向上のポイントの一つである「個人と社会との関係」を更に意識することが必要であると理解しました。「責任・権利・勤労」ということがより大切になるのでしょうか?

    今回の福岡行きは、今までの「希望の会」で知り合えた先生方と再びお会いできるということとさらに多くの先生方と交流をもつことができるという私なりの「楽しみ」から参加しました。希望の会は、人との交流が深まることも魅力の一つですね。

  4. わがまま hirano

    わがまま平野です。

    福岡のみなさま、本当にお世話になりました。ありがとうございました。毎回のことながら、この会に参加させて頂くことで元気をいただき、自分の特活を振り返り、刺激をいただくいい機会になっています。そして、なによりも全国にこんなにもたくさん同じ特活をがんばっている仲間がいることを嬉しく感じ、ホッとしてしまいます。

    明日から、2学期です。この夏に学んだことを少しでも子どもたちに返していきたいと思っています。それから、学級活動の高学年分科会でお世話になった先生方本当にありがとうございました。ファシリテーターがうまく会を進めることができず、深めることができなかったことお許しください。

  5. 杉田 洋

    調査官の杉田です。

    九州での「希望の会」では、確かに「感謝」、「感激」、「決意」を新たにすることができました。そして、確かに新たに人と人がつながりができました。「なんとなく」の機会は、たくさんありますが、この「確かさ」が希望の会の魅力だと思います。

    このような会を開催していただいた中川先生、脇田先生をはじめ準備、運営に当たっていただいたすべての皆様に感謝します。福岡市内、その他九州全県、九州以外からほぼ3分の1ずつ計120人もの方々が集まっていただきありがとうございました。そして、膝をつき合わせ、肩を寄せ合って、30人参加予定の会場に60人もの先生方が集まって行われた交流会では、一人一人の先生方の熱意の強さと今後への期待への大きさを感じ、私自身も決意を新たにすることができました。

    私がそうであったように、それぞれの参加者の方に、それぞれの「ありがとう」があったと思います。そして、それぞれの「感激」と新たな「決意」もあったのではないかと思います。今回のテーマは、「社会参画の力」でしたが、その一つは、「自分のできることを仲間と一緒にする」ということです。会員の皆さん、これからの特別活動への希望を大きく広げることに、ぜひそれぞれの立場で参画してください。お願いします。

  6. 後藤 道洋

    兵庫教育大学大学院M1(所属:鹿児島県鹿児島市立原良小学校)の後藤 道洋と申します。大学院では、心の教育実践コースで、特別活動を核に据えた心の教育実践プログラム
    の作成に取り組んでいます。

    先日福岡にて行われた希望の会にはじめて参加させていただきました。大学院にきてから特活についての情報が乏しかったわたしにとって、大変貴重な時間となりました。会を運営された中川先生、脇田先生をはじめとする先生方ありがとうございました。シンポジウムや文科会、講演、懇親会等を通して、学んだことを研究に生かしていきたいと思います。そして、メールでも希望の会へ参画できるように努めていきたいと思います。

  7. 西川 記世

    佐賀県教育センターの研修員 西川 記世です。
    私も、参加者として、またシンポジストの一人としての感想を述べさせていただきます。

    9月1日の「希望の会」で、たった半日の時間を、部屋の設定温度は18度だったそうですが、28度以上に暑く感じられ、1週間分の研修を受けたような内容の研修と、部屋の雰囲気でした。ファシリテーターとして、まだ研鑽を積むことも課題です。小学校学級活動低学年の部会の先生方、何かとご協力ありがとうございました。八巻先生にも助けていただきました。

    心配していたシンポジウムは、今までにない画期的な方法で、5人のシンポジストが準備した原稿を読むだけで終わるような簡単な内容ではなかったので、なおさら、私は金曜日の夕方よりも、益々どきどきしてしまいました。しかも、フロアー100人ほどの先生方と一緒に、杉田 洋調査官からのシビアな質問にすぐに答えなければならない窮地に立たされてしまいました。驚きの連続でした。

    前に5人並んでいたとき、一体、隣の先生方は、どんな答えを書いておられるのか気になりました。しかし、そこは、特別活動のよさで?違った意見も支持的風土でうまく杉田先生が、どうにかまとめてくださるものと、勝手に信じ、自分なりの考えをまとめて短い言葉で伝えることになりました。改めてみると、これが「表現力」を試されていたのでしょうか?

    とにかく、あのシンポジウムの1時間では、そんな余計なことを考える暇もなく、一言一言問題を出される杉田先生に、集中するしかありませんでした。杉田先生が鋭い視点で切り込んでこられるうちに、まるでバレーボールのアタックがコートにたたきつけられているかのようだったと、振り返って感じました。「よーし、もってこーい!」とレシーブをしたつもりでしたが、さて、そのボールの行き先は、会場の先生方の所へ、うまくパスすることができたのでしょうか?元佐賀大学女子バレーボール部員でしたので、このような感想です。

    さて、内容ですが、特別活動の課題や指導方法で、「学校現場で1つしかできないとしたら、何をしますかと」杉田先生が問いかけられました。私は、清末先生と学級活動を重視したいことなど、おおよそ意見が一致していることに気付き、そこですぐに安心感が生まれたのは事実です。子どもたちも、きっと私と同じように、同じ意見の友達がいると安心できるのかなと、身をもって思いましたし、違った意見や考え方も自分の考えと似た部分があるかも、とかも考えてしまっていたなあ・・・と後から考えました。

    まさしく、あの時間は5人の私たちの持ち味を引き出すように、様々な配慮をしていただけたことが、何よりもうれしかったです。杉田先生、ありがとうございました。また、隣に並んでおられた八巻先生・船田先生・椙田先生・清末先生、勉強になりました。ありがとうございました。それから、福岡県の隣で佐賀北高の甲子園優勝に沸く佐賀県代表として声をかけてくださった中川昭則先生、脇田先生、ありがとうございました。

    開会式の中川先生の話の中に、百﨑監督のお話がありましたが、高校生の特別活動の指導を考えさせられる部分も多々あるようでした。試合運びや選手起用は、一人一人のよさを生かして全員野球を目指す、という感じがしたのは、私だけでしょうか?センターのバックフェンスに顔面をぶつけながらも、しっかりとボールを落とさなかった、あの身軽な運動神経と根性者の馬場崎俊也くんの妹を、実は4年前、私は神埼市立西郷小学校で担任をしていましたので、何とか百﨑監督さんの指導方法の秘訣などについて、後日情報をしいれたいと思っています。

    以上、感想とお礼と今後の情報提供について書きました。福岡の先生方、お世話になりました。また、よろしくお願いいたします。

  8. 大庭 正美

    北九州の大庭です。

    福岡の研修会では、多くの方々と交流でき有意義な時間がもてました。今村先生や清原先生と飲みながら実践交流ができたのは刺激的でした。マネしようと思うことがたくさんありました。ありがとうございました。

    一日前の北九州での杉田調査官の講演、そして当日の講演と、調査官ご自身のボルテージが上がっていくのがよく伝わってきました。私もつられて「自分もやらねば!」と意欲を高めることができました。

    今日から2学期。子どもと久しぶりに出会い、また一段とアドレナリンが分泌し、やる気が出てきました。アイディアと行動力で特別活動を大事にした学校経営に励もうと思います。「さあて、今学期はどんなことをやって子どもを燃やそうかな?」そんなことばかり考えています。

    とりあえずの課題は、校内での異年齢集団のさらなる活性化です。縦割り活動の機能化を図り、校内に多様な人間関係を構築することです。そのための場の設定や活動内容の創意工夫を図っていこうと思います。子どもたちが生き生きと活躍し、学校全体がうなりを上げて動いていくようにしていくのが目標です。がんばります。

  9. 上原 行義

    脇田 哲郎様、他第五回希望の会参加者の皆様
    全特活 上原です

    福岡での希望の会に参加された皆様から、次々と熱いメッセージが送られてきて素晴らしい会であったことがうかがわれ、きっとみなさん知的興奮と喜びで紅潮していたのだろうなと想像していました。

    どんな会だったのだろう、詳しい内容が知りたいと思っていましたら、脇田先生から詳しい内容をお知らせいただき、今回参加できなかったけれども、話し合われた内容の概要がわかり、少しだけ大会に参加したような気持ちを味わうことができました。ありがとうございました。

    各分科会の内容ももっと詳しく教えていただけると嬉しいです。平野先生の図の「折り合い力」「価値付け」は、教師の意識として面白い発想ですね。何だかやる気が出てきました。私も分けていただいたエネルギーを燃やして、与えられた場でがんばります。

    上原 行義

  10. 脇田 哲郎

    昨日までに長々と、第5回研究会の報告をさせていただきましたところ、全特活の上原行義先生から、早速、お返事を頂きました。有難うございます。

    第5回研究会の概要を、拙い報告文の中から読み取っていただき、嬉しい限りです。ご指摘のように、分科会の報告は、模造紙に書き出された文言を並べただけですので、どうぞ、あの日、ファシリテーターを努めていただいた会員の方々、分科会に参加してくださった方々、各分科会の文言がどのような協議を経て出されたのか、各分科会の詳細をお知らせいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

    有難うございました。

  11. わがまま hirano

    熊本の平野です。
    学級活動 高学年「社会参画力と学級活動」について、脇田先生のおっしゃるとおり、先日は分科会に参加してない方にはよくわからない報告になってしまいました。申し訳ありません。

    少し詳しく報告します。私の分科会では、
    1. 社会参画力を育てるために学級活動では、どのような力をつけていかなくてはいけないかについて会員の皆さんと話し合いをしました。次に、
    2. その力をつけるために、教師側はどんなことを留意しながら活動をおこなわなければならないのかについて、そして最後に、
    3. 具体的にどんな活動を仕組めばいいのか・・といった3点について話し合いました。

    1については、様々な考えや意見が出たのですが、大きく次のようにまとめました。

    ◆自分と他者とのかかわりでつけなくてはいけない力として
    ・人間関係形成力
    ・協調性
    ・他者とかかわる力
    ・表現力(コミュニケーション能力)

    ◆個の力として
    ・課題解決力
    ・実践力
    ・役割、責任力

    しかしながら、これらの力のうち、どれかを伸ばせば、社会参画力が育つものではない、これらの力が総合的に身に付いていくことで社会に参画する力が育つものである。

    そこで2として、学級活動ではこれらの力を育てるために、どんなことに教師側は留意しながら指導をしていかなくてはいけないのか・・ といったことについて論議しました。

    ◆話し合いの場面や活動の場面で、自分の意見をきちんと主張することと、他者の意見を聞く中で、互いの意見を尊重しながら主張するところは主張しながらも互いの折り合いのつくところを模索するような力を子どもたちに意識させることが大事。

    ◆一つ一つの話し合い、活動において、何のためにやっているのか・・といった価値付けをおこなうことが大事である。単に話し合いや活動をおこなうのではなく、それぞれの活動への価値付けをおこない意識させることが大切なのではないか。

    3では、具体的にどんな活動をおこなえばいいのか・・・

    ◆活動に対する成功体験を経験させること
    ◆一つ一つの活動を同じ価値づけで結んでいく・・点を線で結ぶ。活動が単発におわらないことが大切

    といったところで、時間となってしまいました。
    以上、報告をいたしますが、分かりますか?

  12. 八巻 寛治

    第5回特別活動希望の会イン福岡にかかわられた皆様

    仙台の八巻です。台風の影響はいかがでしたでしょうか。仙台は、ほとんどの小学校一部の中学校で臨時休校になりました。思ったほどひどい被害はなかったようですが、関東の知り合いからは、交通が麻痺して大変だったとの連絡をいただきました。

    さて、8月31日の北九州市、9月1日の福岡では大変お世話になり、ありがとうございました。福岡での余韻さめやらぬまま仙台に戻り、夏休み明け2週目を迎えると共に、2月の希望の会イン仙台も半年を切り、準備を進めなければと思っていました。

    シンポジウムでは杉田調査官の鋭いつっこみ、現在の動きがチラッと垣間見えるような問いには、ちょつと怯んで1.2歩ひいてしまいそうでしたが、何とかやっと言えた感じでした。特に○×の解答が私と同じ人が他に2人いたことにはちょっと驚きました。○×の、7つの質問項目は、何かの際に紹介できるといいなあと思っています。

    まずは中間まとめ発表後の12月の新潟、次いで告示前後の仙台で、今回の熱さを引き継げるようにしたいと思います。九州地方の皆様大変お世話になりました。

    仙台市立向山小学校 八巻 寛治

  13. 船田 敦史

    さいたま市の船田です。福岡では大変お世話になりました。

    今回はシンポジストというお役目を頂いての参加で、前日から大変緊張していました。当日はやはり自分自身の力不足を痛感しました。ただ、自分にとっては大変勉強になりました。

    とはいえ、研究会の醍醐味は仲間との出会い、再会です。たくさんのお仲間(大先輩ばかりですが)との再会で、2学期へのパワーをいただき、九州の新しい仲間との出会いで次回への楽しみを頂いたつもりです。

    しかし、九州人のパワーはすごいですね。悔しいので、次回はパワーアップしてお会いできるようがんばります。皆さん新潟で会いましょう!!

    さいたま市 船田 敦史

  14. 酒巻 克太郎

    埼玉の酒巻 克太郎です。

    いよいよ学校も始まり、会員の皆様は、思い思いのアツイスタート?をきったことと思います。再び報告が遅くなりましたが、2つの「研修会に参加して」、ご報告させていただきます。

    ■9月1日(土)。希望の会in福岡

    シンポジウムの報告はそれぞれなされているようなので、私は、中学校学級活動部会の様子を簡単にご報告させていただきます。

    中学校の学級活動部会は、最初4名でスタートしました。gtst寺嶋先生が年間指導計画や進路学習で使う資料等を用意して下さり、また臨機応変に話を進めてくださり大変助かりました。本当にありがとうございました。そして途中から7名となり、主に「自治的能力」をどう育成するのかということで意見交換しました。

    私が、特に、印象的だったのは、大学のK先生が「中学校からもっと自治的に活動できる場面を増やすべき」とおしゃっていたことです。これは、流れの中からでてきたお話ですが、現場の教師として常に心がけたいことと思いました。こういった当然のことが、今こそ必要なのかな・・・とも最近なぜか強く感じています。福岡教育事務所のM先生にも貴重な資料をいただきました。ありがとうございました。
     
    そして、懇親会では、いろんな県の先生方といろんなお話ができました。みなさん、あたたかかったです。福岡県の先生方には、おすすめの明太子を教えていただいたり(買って帰り、食べたら大変おいしかったです)、熊本の先生には温泉のお話をいただいたり。すべてが勉強となりました。二次会には諸般の事情で残念ながら参加できませんでしたが(笑)大変有意義な一日となりました。次の新潟で皆様とお会いできることを楽しみにしています。
     
    この会を中心になって企画・運営・準備していただいた、中川先生、脇田先生、有田先生、九州の先生方、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。集録についても御配慮いただき大変ありがとうございました。
     
    次の日は、せっかくの機会だったので、吉野ヶ里遺跡を散策してきました。佐賀県に初めて行きました。鳥栖駅で食べた、かしわうどんがおいしかったです。雷警報ですぐ出ざるをえなかったのが残念でした。